カウンセリング
こころの不調を解決したり、再発を予防したりするためには、時にカウンセリングが必要になります。臨床心理室では、主治医と連携してカウンセリングを行っています。
カウンセリングでは、人に話しにくい悩みや一人では解決できない心理的問題について、公認心理士がじっくりとお話をお伺いします。対話を通じて、こころの中に渦巻いている気持ちや不安定さ、違和感などを言葉にしていきます。
また、普段の生活の中で無意識に行っている思考や行動パターンに気づき、それをより良いパターンに変えていく方法を話し合っていきます。そして、自身の力で “どうすればよいか?” を発見し、行動していけるように援助いたします。
自分の悩みを整理し、自分が何に悩んでいるかを知ることだけでも気持ちは随分と落ち着きます。カウンセリングを希望される場合は、まず主治医にご相談ください。
心理検査
知的機能や性格傾向など、ご自身の理解や治療に役立てるために行います。通常は、各種心理検査を組み合わせて行います。
- 人格検査
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検査者からの質問に答えていく検査や、絵を描く検査などさまざまな方法があります。人格検査は主に、その方の知的側面、情緒的側面、衝動や感情のコントロールの仕方、対人関係の特徴などを知るために行います。
- 発達および知的検査
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知的機能を測定するための検査です。言葉や数字の問題などさまざまな問題に取り組みます。知的側面や職業適性を調べたり、発達障害や精神障害を鑑別したりするために行います。
- 認知機能検査
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記憶力や注意力、言語理解、計算能力、空間認知などの認知機能を評価する検査です。認知機能障害の程度を判断するために行われます。
- その他心理検査
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その他、うつ症状の程度を評価するうつ病評価尺度や不安の強さや質を評価する不安測定検査などがあります。